春ですねー。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
不知火、今年の冬は焼き芋にはまってました。もうちょっと正確にいうと、焼きいも作りに……です。
皆さんは、こんなふうに思ったこと、ありませんか?
屋台の石焼き芋は美味しいけど、いつでも好きなときに食べられるというわけじゃないし、なんとか家であの味を再現できないかなぁ、と。
そうなんですよね、電子レンジで普通にチンすると、ぼさぼさしていてちっとも美味しくないシロモノになりはてちゃうんですよね。
何故なんでしょう?
秘密は、加熱時間にあったんです。低温でゆっくり加熱してやれば、甘みがあってしっとりとした金色の焼き芋ができるんですけど、レンジを使うとあっという間に火が通っちゃうので美味しくなくなっちゃうんです。
でも、たとえその手の知識を持ちあわせていたとしても、実際にどう作ればベストなのかということになると、とたんに困ってしまいます。
こうなったら実験あるのみ! ということで、思いつく限りの方法を試してみました。
そして……。
ふっふっふっ、ついに極めましたよ。
不知火、とうとう屋台で売っている石焼き芋とまったく区別がつかない美味しい焼きいもを作れるまでになりました。
もはや不知火は、以前の不知火ではありません! 焼きいも道を極めた焼きいもの達人です!
これからは焼きいもの達人と呼んでください。
……冗談はこのくらいにしておこう。本当に「焼きいもの達人さん」とか呼ばれたら悲しいし(笑)。
えーと、話を先に進めます。
知識の独り占めはよくないよ……ということで、皆さんにも不知火が極めた技を伝授いたします。なんて、そんな大げさなものでもありませんが。
焼きいも作りにどうしても欠かせないものが二つあります。電子レンジとオーブントースターです。
この二つは、ごく一般的なご家庭にお住まいの方なら、お持ちだと思うので、それを前提に作り方の説明をさせていただきますね。
あ、本格的なオーブンをお持ちの方は、簡単に焼きいもを作れるそうです。不知火家には、残念ながら本格的なオーブンがないので、検証できませんでしたが。
電子レンジのタイプによって、三通りの作り方に分かれます。
まず、手動で出力を変えられ、なおかつ最低出力が80Wの電子レンジをお持ちの方は、「タイプ1」とします。
次に、手動で出力を変えられるが、最低出力が200Wの電子レンジをお持ちの方は、「タイプ2」です。
最後に、出力が600W(500W)固定の電子レンジをお持ちの方、「タイプ3」とします。
タイプ1
お芋を水で洗ったら、お皿ではなく小鉢にお芋を載せ、電子レンジの中央に置きます。
平たいお皿に載せてお芋を加熱すると、お皿に接している側の温度が低くなり加熱ムラが起きてしまうので、面で支えず点で支えることのできる小鉢に載せます。
宙に浮かせるような形でお芋を加熱するのがコツです。
電子レンジの出力を80Wに設定し、タイマーをセットします。時間は25分。かなり長めですねぇ。何か他のことをしながら待ちましょう。
レンジのタイマーが残り5分を切ったら、オーブントースターのスイッチを入れ、余熱を開始します。
電子レンジの加熱が終わったら、オーブントースターに移します。加熱時間は5分。表面が焦げすぎないように、時々菜箸でひっくり返してください。
タイプ2
タイプ1と同様、お芋を水洗いしたら、お皿ではなく小鉢に載せ、電子レンジの中央に置きます。
電子レンジの出力を200Wに設定し、タイマーをセットします。時間は5分。
電子レンジの加熱開始と同時に、オーブントースターのスイッチを入れ、余熱しはじめます。
レンジの加熱が終わったら、オーブントースターに移します。加熱時間は10分。表面が焦げすぎないように、時々菜箸でひっくり返しましょう。
加熱が終わったら、オーブントースターからすぐに取り出さず、5分くらいそのまま放置します。
熱が逃げないよう、蓋は閉めたままにしておきましょう。もちろん、余熱を利用して中まで火を通すためです。
調理時間の合計は、20分くらい。お芋の大きさや形によって、微妙に加熱時間は変わってきますが、タイプ2の方はかなり早めに仕上がりますね。
タイプ3
まずはじめに、オーブントースターのスイッチを入れ、3分以上かけて予熱します。
お芋を洗ったら、電子レンジで40秒ほど加熱します。出力が500Wの方は50秒くらい。
お芋をオーブントースターに移します。
時々菜箸でお芋をひっくり返しつつ5分ほど加熱したら、いったんオーブントースターからお芋を取り出し、お水をかけます。
表面付近の熱が必要以上に上がりすぎるのを防ぐためです。
再びお芋をトースターの中へ。また5分ほど加熱したら、お芋を取り出し、水をかけてトースターに戻します。再加熱時間は5分。
オーブントースターでの加熱時間は合計15分ですね。
あとは、タイプ2と同じように加熱終了後、トースターの中で5分ほど放置したらできあがりです。
調理時間の合計は、20分ちょい。径の太いお芋だと、もう少し時間がかかるかもしれません。
お芋にも、様々な品種があります。でも、焼きいもにするならやっぱり金時芋が一番。
できあがったときの甘さが、断然違うんですよー。
春から夏にかけては、あまり焼き芋に食指が動かなくなるかもしれませんが、美味しい焼き芋の作り方だけでも覚えておいて損はないと思います。
今回は、やや季節はずれの話題、おいしい焼きいもの作り方……でした。それでは、また。
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